一晩明けて #りそな銀行 第三便の封書でもやっちまった件
それは速達で届いた。
中身は
①「相続書類のご案内」というタイトルの送付書
②「ご相続預金等のお振込について」というタイトルの「正確に書けよ」という注意喚起文書
③「お客さまの個人情報なんたら」という個人情報保護に関する書類
④「相続関係書類送付書」というタイトルで、ボクから銀行へ送り返すときの送付書
⑤「相続手続依頼書」という手続きの本体となる書類
⑥ ⑤の記入見本
⑦ 返信用封筒(料金受取人払)
というセットだった。
①の送付書の名義人は、第一便、第二便と同じ担当者だった。
①には付箋がついていて
木下信行様
先日は大変申し訳ございませんでした。
「ご案内」を再作成致しました。よろしくお願い致します。
東京相続センター 〇〇←担当者名
と「東京相続センター」がゴム印である以外は手書きで書かれていた。
小姑の嫁いびりではないが、ここでゴム印を使ってはダメですよ。そこも手書き。大した手間じゃないでしょうに。
さて、①「送付書」の本文はと言うと、一般的な挨拶は省略して
先日ご連絡いただきました相続手続きについて、必要書類を下記によりご案内いたします。お手数をおかけしますが、書類を取り揃えのうえ、ご郵送いただきますようお願い申し上げます。
とあり、一覧表の中に
相続手続依頼書
通帳・証書
と2種類(3種類?)の書類を送るように指示されていた。
一つ目は、セットの中の⑤だ。⑤に必要事項を記入して返送しろ。ということだろう。
通帳を送れ。というのは銀行として当然だろう。これには、なにも文句はない。
キャッシュカードは返送しなくて良いのかなあ。と思ったら、別の箇所に、カードは返送せずに、そっちでハサミを入れて処分してくれ。と書いてあった。それも良いだろう。早速ハサミで真っ二つにしてゴミ箱に入れた。
問題は「証書」だ。
おじさんは普通口座を持っていたが、投資信託のような証書が発行される取引はしていなかった。だから、送り返したくても、証書は最初から存在しない。銀行だって、重々承知の助で、ボクが記入するはずの「相続手続依頼書」に、おじさんの普通預金の口座名義、口座番号まで印刷されて、送ってきた。証書類のところは白紙だ。証書がないことは先刻ご存知な訳だ。
これが、ごく普通に流れた手続だったら、この程度のことはよくあることで、何も問題視なんかしやしない。
でも、担当者は、わざわざ付箋を付けて「ご案内」を再作成致しました。と言っている訳だ。
一般書式には不動文字で「証書」と入っているのだろうが、再作成するに際して、その部分は削除しなければダメでしょう。仕事に心がこもっていない証拠です。
大問題なのは「原本送れ」だ。
同じく①「相続書類のご案内」という送付書の下段に、「相続手続に関するご案内」という記載がある。その
備考(ご注意)という欄に
印鑑証明の有効期間は発行より6ケ月となります。
ご提出いただく書類は、原本をお送りいただきますようお願いいたします。(中略)
最寄りの弊社支店の窓口でもお受け付けできます。
と不動文字で書かれたママなんだな。
これも普通なら見逃すところだが、今回は、そうはいかない。
これを抹消せずに送ってきたのは、お客さまに対して大変失礼である以上に、手続としてもミスである。
原本の送付は不要である。とお互いに確認したうえで、送られてきた書類である。そこに、原本を送れと書いてあったら、お客さまは、どうしたらよいのか路頭に迷ってしまうではないか。
「ご案内」を再作成致しました。
という文面は一体何だったのか。ほとんど再作成しないで、不動文字のママではないか。
さらに、送られてきた7点セットを見る限り、こちらも送付書を付けなければならない。④返信用の送付書に、小さな文字で☆弊社に書類をお送りいただく際、本送付書を添えてお送り下さい☆と記載があり、黄色のマーカーで線が引いてある。
この④送付書にも、送付書類一覧を記入することになっていて、そこにも
相続手続依頼書
通帳・証書
と既に印刷されている。このまま返送すると、送付書の書類一覧に証書と書いてあるのに証書を送らないことになり、お客さまであるボクが嘘つきになってしまう。
銀行サイドとしても、送付書に証書と書いてあるのに、証書がない。紛失したか。探せ。と大問題になるはずである。問題にならなかったら、銀行の管理体制に問題ありということだ。
だから、ボクは、わざわざ「証書」を二本線で消して、訂正印を押さなければならなくなった。
誰のせいだ。もちろん担当の〇〇の仕事が中途半端だからだ。
振り返って考えると、①の書類に記載された「返送して欲しい書類」の中に④が記載されてないのは、矛盾じゃないのか。ここまで重箱の隅をつつく必要もないのだが。
とにかく、りそ〇銀行は、第三便でもやっちまったなあ。ってところだ。