#印鑑 #みずほ銀行 もやっちまった件
みずほ銀行のHPです。
キッカケは、こんなことから始まりました。
マンション管理組合の郵便受けに、正体不明の「電気ご使用料のお知らせ」が東京電力から送られてきます。
通知は2通来ていて、契約者は「KK自民社東京本部(仮名)」「KK自民社 スガギリツ(仮名)」となっています。
なにが正体不明かというと、住所は確かにうちのマンションに間違いないのですが、契約者名の株式会社自民社が、うちのマンションには存在しない会社なのです。
部屋番号は記載されていませんが「1」とだけ書かれているので「1階」だろうと思います。
1階には、店舗が2つ入っていますので、両方に聞いてみましたが、うちとは関係ない。との回答でした。
正体不明の会社が、うちのマンションに電気を引いて、電気を使用して活動しているのか?
密かに地下に基地を作っているのか?
悪の秘密結社か?
なんだか不気味です。
ネットで、その会社名を検索してみました。同じ名前の会社が鹿児島にありますが、東京本部があるような会社とは思えません。
自民社。自民社。自民社。。。。。会社の名前を念仏のように唱えていると、なんとなく聞いたことがある会社の気がしてきました。
そうだ!
うちのマンション、管理組合が第39期ですから、同じくらいの年齢と歴史があります。
このマンションは、ボクが母のために買ったもので、母が一人で住んでいましたが、6年くらい前から老老介護のため同居を始めました。古い記録を解き明かしたところ、第18期の組合総会に母の名前はありませんが、第20期の組合総会の出席者に名前があります。19期の総会議事録には、出席者名簿は添付されていません。とにかく、母は、そのころから住んでいるわけです。
いやいや、今はそんなことを調べている場合でありません。
自民社という会社は、一体全体、何者なのか?
呼吸を整えて、そこに全集中しましょう。
分かりました。
このマンションができたとき、いわゆるデベロッパーと呼ばれる会社がマンション敷地を購入し、マンションを建築し(建設会社に請負発注)、完成したら、分譲で売却するわけです。
そのデベロッパーが、最初に、息のかかった管理会社を入れて契約するのが、一般的なんですね。
そうして契約したのが、KK自民社だったのです。KK自民社は管理会社だったのです。
ただ、自民社の管理体制に不満があり、5年で解約されてしまい(お払い箱)、以後、自主管理が続いています。自民社が管理していた頃、①「玄関や館内廊下などの電灯、管理室の電気など」、②「エレベーター用の電気」について、東京電力と契約したと思われます。2つの契約名義が「KK社自民東京本部」「KK自民社 スガギリツ」になっていたと想像されます。
34年前?自民社と解約解除して、自主管理に移行したときに、東京電力との契約名義を変更しなかった、そのまま34年、だれも気づかず、なんの問題も発生せず、ダラダラと時が流れたわけです。
ところが、ボクが気づいてしまった(残念!)
これは、契約名義を変更しなければならないだろう。
早速、東京電力に電話しました。
事情を話せば、すぐに変更できるだろうと簡単に考えていたのですが、さにあらず。。。なんか面倒な様子です。
30年間、なんの問題も発生しなかったのは、電気料金が引落しになっていて、その口座が、ずーーーと生きていて、残高がなくならなかったからです。
2つの契約で月額合計約5万円、年額にして約60万円。30年も経てば、けっこうな金額です。それだけ引き落とされても、残高がなくならない。
自民社は、ネット検索に引っかかりませんから、過去のある時期に、倒産したのでしょう。または、自主解散したのでしょう。その後も、継続して引落しが可能だった。
自民社には、どんだけ財産があったんだ。そんなに引き落とされて、文句を言ってこなかったのか?
なによりも、倒産または自主解散したときに、口座に大金を置いたままにしておいた、なんて考えられません。
逆に、管理組合として、電気料金を払ってなかったら、決算のときに、だれかが疑問に思うだろう。30年間、だれも気が付かないなんてこと、ありえない。
答えは簡単でした。
引落し口座は、管理組合名義の管理費口座で、毎月、管理費が振り込まれますから、枯渇することはありません。管理費口座から、東京電力が引落しをしますから、会計上も電気料金を正しく払っていることになっている。なにも問題は無い。ただ一つ、東京電力との契約名義が、自民社から当マンション管理組合に変更されていないこと。
東京電力に問い合わせの電話したら、いろいろと質疑応答が行われます。
契約者番号は?
一つは、*****-*****ー1-00。もう一つは途中まで同じで、最後がー3-00です。
お調べしますのでお待ち下さい。確認できました。契約名義を確認させて下さい。
「KK自民社東京本部」と「KK自民社 スガギリツ」です。
確認できました。住所は?
和光市***1-2-3※※マンションです。
部屋番号は1ですね。
(実際に部屋番号1の部屋は存在しないが)そうです。
引落し口座はお分かりになりますか?
はい、みずほ銀行成増支店、普通口座で、口座番号が*******、口座名義が※※マンション管理組合です。
少々お待ち下さい。当方が引き落としている口座は、銀行名、支店名、口座番号は、そのとおりなのですが、口座名義が違います。これが違うとお手続きできません。
そうは言っても、今、※※マンション管理組合で通帳があり、その名前で銀行登録されているんですよ。
そうなんだろうと思いますが、それ以上のことは、当方では分かりかねます。
(そりゃそうだ。東京電力に、みずほ銀行の手続を聞いても仕方ない)もう、銀行が閉まっている時間なので、明日、銀行に問い合わせてみます。それからまた電話します。こんな面倒なこと、イチから説明するの嫌なので、あなたのお名前を教えてくれますか。
こちら、コールセンターになっておりまして、指名はできないんです。
そうですか。じゃ、他の人にも分かるように、引継書類を書いて置いてください。お願いします。
ということで、明日、みずほ銀行に電話して、尋ねてみることになった。
その前に、基礎知識を得ておこう。
口座番号はそのままで、口座名義を変更する手続は?ということで、冒頭にある みずほ銀行のHP を開いてみました。
結論から言うと、例えば、お父さん名義の口座を、口座番号そのままで、子どもの名義に変更する、というようなことは可能でした。
さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本論です。
Googleで「みずほ銀行 名義変更」を検索してみました。
そこをクリックすると、次の画面が現れます。
でたぞ「印鑑」誤用。
しかし、ここでは、氏名変更が目的なので、印鑑に目もくれず、「氏名変更をしたい」を選択してクリックだ。
次の画面はこれ。
でたぞ!印鑑
みずほ銀行で、氏名を変更したい場合には、印鑑を持っていく必要があります。
そして、これは、物理的に無理です。
みなさん、お分かりですね。
印鑑は、皆さまのご自宅の金庫にはなく、市役所、区役所の保管されていて、一般人が持ち出すことは不可能なんです。
なんのことか分からない?
そういう人は、ここを参照してください。
ついでなので、銀行取引印を変更したい場合も参照してみました。
印鑑変更をする手続が載っていました。
しかし、みなさん。
印鑑登録を変更するときには、みずほ銀行に行かないで、区役所、市役所に行って下さいね。
さてさてさて、問題が発覚したのが昨日、東京電力に電話したのも昨日。昨日は解決しなかったから、明日みずほ銀行に電話して聞いてみよう、という「明日」は、日付が変わって「今日」
今日、みずほ銀行に電話して相談してみました。みずほ銀行としても、まれにみる珍事件で、上司に相談したり、いろいろ頑張って貰いました。
しかし、30年前と言えば、みずほ銀行ではなく、富士銀行の時代。調査しても、当時の記録は出てきませんでした。でも、こんな面倒なことに協力してくれたみずほ銀行に感謝です。印鑑の間違いは許さないけど。
これからどうするか、2月の理事会で検討してみたいと思います。